こだか和麻「読者を魅了し続けるBL界のパイオニア」

プロフィール

こだか和麻(こだか かずま)さんは、日本の漫画家、同人誌作家、イラストレーターです。19歳のときに学校を退学し、1989年に『せっさ拓磨!』で商業誌デビューされました。その後、BLジャンルに転じ、長年にわたって精力的に執筆を続けています。同人活動のサークルとして「K²COMPANY」や「Studio K2」を主宰しており、多くの同人誌やCD制作も手がけています。また、プライベートでは文鳥を飼育しており、入浴をストレス解消法にしているそうです。兄は声優の一条和矢氏。


代表作

  • KIZUNA-絆-(初単行本/シリーズ作品)
  • 腐った教師の方程式
  • KI・ME・RA
  • 背広のハウスキーパー
  • NOT READY!? センセイ
  • BORDER ~境界線~
  • ボクと番になってください!
  • イクメン☆アフター

評価

こだか和麻さんは、BL界における先駆者的存在として高く評価されています。少年誌出身という背景を持つため、BLの中でも骨太でダイナミックな画風や構図が光る、という評価がなされることが多いです。 中性的キャラが多いBL界において、「しっかりと男を描くことができる作家」という位置づけでしばしば言及されます。 また、長年にわたり活動を続けており、創作ジャンルの変遷や市場の変化を乗り越えて作品を発表し続けている点が、根強い支持を得ています。作品ごとのファン評価も高く、たとえば「KIZUNA」はシリーズとして長く愛されており、関連スピンオフや新装版が発行されています。「BORDER」では限定版にドラマCD付属版が出るなど(声優キャストを起用)メディア展開されました。そのため、読者からは「ストーリー性」「キャラクター造形」「絵の力強さ」に惹かれるという声がしばしば聞かれます。